ロープアクセス高所作業専門（ブランコ・無足場工法）の株式会社４Ｕです。
今回はロープアクセス（ブランコ）によるプラントの施工事例をご紹介いたします。
今回のプラントでは5年前ほどに通常のサイロ塗装に加えて光触媒のコーティングをしており、塗装ではなく高圧洗浄のご依頼です。
食品工場では黒カビが発生しやすく5年も経過するときれいに塗装したサイロも随分と汚れてしまいます。塗装後に光触媒でコーティングをすることによって外壁に汚れをつきにくくします。
光触媒とは？
光触媒は太陽光を利用して外壁や屋根についた汚れを分解します。また親水性が非常に高い塗料なので高圧洗浄で簡単に汚れを洗い流す事ができます。
食品工場のように特殊な環境下のプラントは塗膜にカビが食い込んでしまい高圧洗浄だけでは落ち切りません。そのため５年後ほどには再度塗り替える必要があります。
塗装後に光触媒コーティングをしておくと、汚れは付くものの表面で分解されているので次亜塩素酸と高圧洗浄だけでピカピカな状態に戻るのです。
次亜塩素酸を使用しカビを分解します。噴霧器で塗付している様子です。この後高圧洗浄で洗い流します。
ビックリするくらいカピカになっていきます。光触媒をしておくと洗浄だけでこんなにキレイに保つことができます。
こちらの工場には見学者もたくさんいらっしゃるとのことです。
黒カビを見せてしまったら見学者の方も汚いという印象を持ってしまうかもしれません。食品工場ですので清潔なイメージを保ちたいと言うことで洗浄の依頼をいただきました。
下記は施工前の写真です。
下記は施工後の写真です。天気が良かったのもありますが、驚くほど真っ白になりました。これが塗装では無くて高圧洗浄で白くなったのが驚きです。
ロープアクセスのコストパフォーマンス
今回は高所にあるサイロなので、足場を組むとなると洗浄部分以外のところも含め地上から足場を組む必要があります。予算は数百万円かかることになります。かなり高額な工事になってしまい、工期も数週間かかってしまします。
弊社のロープアクセス工法では今回の工事をたったの3日で完了しました。費用も足場仮設の工事に比べてコスト削減、工期短縮に大きく貢献できたと思います。
光触媒塗装もロープアクセスで行う事ができます。
食品工場で発生するカビはすぐに繁殖するので、定期的に洗浄するメンテナンスが不可欠です。今回のように、塗装＋光触媒コーティングの後に５年に一度、高圧洗浄するというサイクルはお勧めです。１５～２０年ほどは再塗装しなくても済むのではないでしょうか。
プラントのサイロなどのメンテナンスをご検討中の方はロープアクセスによる塗装＋光触媒コーティング、洗浄に切り変えてみませんか？
ロープアクセス技術は工期の短縮とコストの削減が見込まれ、かつ安全に施工ができるという利点があります。特にプラントのように複雑な構造物においてロープアクセスはその機動力、安全性を発揮します。海外ではプラント内に置いてロープアクセスが広く運用されています。国内ではまだまだこれからです。
2016年安衛則でロープ高所作業も法令制定されたので、安心して実用できます。
弊社のロープアクセス技術は欧州の最先端の技術を導入し、レスキューに特化した産業用ロープアクセスです。ISO22846に準拠しています。その安全性から、大手企業にも採用されてきた実績があります。
高所や、特殊な状況の工事でお困りの際はご連絡ください。
