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ロープアクセス専門|無足場の高所作業は株式会社4Uにおまかせ!
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4Uの軌跡:後編 ーロープ業界はここから始めるー

第十四章:再度の協会設立

2024年。
大きな取り組みが動き出していた。

日本ロープ高所作業協会設立

それは、
かつて私が設立した協会の解散という失敗の経験。
その想いの
形を変えて受け継ぐ再度の挑戦だった。

新たに立ち上げたこの協会にもまた前身の協会があった。
ロープ高所作業協会、埼玉県川越市にて2015年に設立されていた。
RWCメンバーの方が運営していたが、諸事情により解散する事になった。

その協会の運営を引き継ぐ有志がRWCの中に何名か現れた。
私もそこに参加し、私自身の再挑戦もそこで果たそうと決めた。
話し合いの中で結果的に3人が理事となり新しい協会を設立し事業を継承することなった。

それが一般社団法人日本ロープ高所作業協会である。
私は専務理事に就任し、協会運営を中心的に行っている。

まずは拡大を急がず、中身を作ることに徹した。
何のための団体なのか、誰のために何をするのか。
何度も話し合い、準備を重ねた。
会則や会員規約もせ作成し体制を整えた。

そして、2025年の春。
いよいよ会員募集を開始。

我々の思いに賛同し、RWCの仲間がすぐに反応してくれた。
この協会には思いしかなく、受けられるサービスやお得なコンテンツなんてものは何もない。
集まってくれたみんなに、そういった意味で入会するメリット何もないと私ははっきり言った。
メリットで集まるような団体にしたくなかった。
それでも、
この業界のために貢献したい、力になると言ってくれた仲間が集まった。
正会員・準会員・賛助会員を合わせて150社を超える仲間が集まっていた。
あっという間に、日本最大のロープ団体となっていた。

この協会の目的は、
ロープ業界の労働災害防止、人材育成、安全向上、技術習得に努め、
業界として成長し、国と対話できるような、業界を代表する団体になること。

そして、「ニッチ」と言われ続けてきたロープという仕事を、
社会に認識してもらうこと。その価値と信頼を得ること。

私たちは、
この仕事に夢と誇りを持ち、
好きだからこそ、

いい会社にしたい。
いい業界にしたい。
みんなで豊かになりたい。
ただ、それだけです。

この業界には、
挑戦する人たちがいる。
前を向き続ける人たちがいる。

その姿は、誇らしく、かっこよく、
気持ちがいい。
だからやる。

いつか世界に誇れる日本のロープ業界をつくるためにも。

第十五章:安全という原点

話は会社内に戻る。
一通のメールが、大きな転機をもたらした。

数年間、海外で経験を積んだロープワーカーが日本に帰ってくるという。
私は彼を、RWCの講演に講師として招いた。

海外のロープ業界事情。そのカルチャーや資格制度や現場の様子など。
その話は、どれも刺激的で目が覚めるような話だった。
同時に自分たちの足元を見直すきっかけにもなった。

彼には4Uの現場にも来てもらい、弊社の安全体制にもたくさんのフィードバックをもらった。
このおかげで社内の安全管理が大きく変わることになる。

過去にも立ち上げたことがあった安全管理委員会は、
十分な成果を出せないまま消滅していた。
あの時はタイミングが早すぎた。もう一度やってみよう。
社内に安全管理委員会を立ち上げた。

我々は常々ロープアクセスの技術を追求してきた。
しかしその前に、
高所作業としての安全管理をするべき。
それが国内の我々含め、ロープ業界に抜けている大きな欠点だった。
本当は高所作業の当たり前の安全管理の延長にロープアクセス技術があるのだ。

我々はその気づきを経て、独自の安全管理システムを構築した。

法人設立から10年、
「理想的な安全の仕組み」が、ようやく形になった瞬間だった。

問題は個人の資格ではない。
技術共有とチームビルディング。
合理的な仕組みとルールを守る組織風土。

それが重要なのだと、私たちは証明できた。

第十六章:若手社員の成長

私たちはロープワーカーであり、
建設職人でもある。

求められるのはロープだけではない。
施工技術も持ち合わせていないと信頼は得られない。

ロープ技術と建築施工。
両方を磨くことが、本当の価値につながる。

この課題は常にあった。
施工品質を上げるための練習架台や設備を倉庫に整え練習をしたり、
熟練の職人を講師に招いた講習会やメーカー講習会も開催してきたが、
施工技術の向上の取り組みは思うようにすすんでいない。
最近驚くべきことに若手を中心に、工事課内に委員会が発足した。
新人の育成や現場のルールに関して、自主的に話し合い仕組みづくりを始めている。
若手のリーダーシップが会社を次の段階へ進めていくことを感じている。
今後彼らの力で4Uはさらに成長していくだろう。

そして、施工資格の取り組みも進んでいる。
シーリング技能士の資格に挑戦。
社内で5名、協力業者で3名。
一級シーリング技能士が誕生した。
技能士への挑戦はその後も続いている。

道具に関しても、業界にないものは自ら開発してきた。
落下防止用のバケット「受け取る君」
飛散防止メッシュのブラケットや固定クランプ、
それらはRSP工法として、海外からも問い合わせが来た。
他にも、リギングフレームやロープガード、
ツールバッグやギアポーチ、
ロープワーカーウェアもオリジナルで開発し、作業着ブランドTSデザインともコラボした。

常に現場ファーストの精神で、無いものは作る。
そうして道を切り開いてきた。

 

第十七章:世界から見た日本

2025年は、
久しぶりに海外へ足を運ぶ年にもなった。
台湾、韓国、インドネシア。
現地のロープ会社を訪問し、現地のロープワーカーと交流した。
海外のロープ関係者は皆温かくおもてなしをしてくれた。
貴重な情報交換をたくさんできた。

この仕事をする上で、必ず耳にするのIRATAだ。
私が初めてロープアクセスを知ったのも、10年以上前にIRATAに出会ったからだ。
イギリス発祥の技術で世界に広まっている。
世界共通の技術と言ってもいい。
我々それを学び、その技術で安全にやってきた。
訪れた国もIRATAはあったが、それに準じて国内の技術資格も運用されていた。
それがとても興味深く、参考になった。

そしてどの国も、安全意識や資格取得意識が高く、
日本以上に資格やトレーニングがしっかり運用されていた。

日本では、一日の特別教育でロープ作業が許されている。
そんな国は、他にほとんどない。
多くの国では、一週間程度のトレーニングが当たり前に行われている。

海外を知るほどに、日本国内の制度を見直す必要性を感じた。
そして海外のルールに左右されない、日本で運用できる仕組みも必要だと感じていた。

日本のガイドラインはまだまだ未熟だ。
現場単位で見てもレベルが低い。
しかしロープ施工の需要は高まっている。
敷居が低いので新規参入業者も増えている。
ここから事故が増える可能性が高い。

業界の課題はさらに増えていくだろう。
そこに対する我々の役割は何なのか、考えていく必要が大いにある。

第十八章:遊び心も忘れずに

2025年はもうひとつ、
面白いトピックがある。
AIに4Uの理念を読み込ませ、会社の曲を作ったのだ。
その出来栄えは、想像以上だった。

弊社にはバンド部というものがあり、
会議室にドラム、ギター、ベースがおいてあり、時々遊んでいる。

今回の曲をバンドで練習してミュージックビデオを撮る目標を立てた。
バンド経験者の社員に声をかけ、ボーカルにはカラオケのうまかった社員を抜擢した。

仕事終わり、
会議室に作った簡易スタジオで練習をした。
仕事が忙しくて全員が揃うときは少なかったが何とか形にはなった。
現役ミュージシャンもおり、彼の家で録音、ミキシングもやれた。

そして目標としていた、ミュージックビデオの撮影、
撮影倉庫スタジオにて史上初のロープアクセスバンドのミュージックビデオの撮影が行われた。

動画の撮影と編集を知り合いに頼んで、最後までなんとかやりきることが出来た。
かなりカッコいい動画になったと思う。

動画公開は、2026年の初め。
仕事も、遊びも、本気でやるのが我々のポリシーです。

終章:これから

会社は10年目を迎え、
今も、私たちは挑戦の真っ只中にいる。

常に問題は起きる。
壁はいつも立ちはだかる。

それでも、
最善を尽くし、仲間と共に進んでいく。

4Uの理念は、
独創的なアイデアで挑戦を続けること。

ビジョンは、
ロープアクセスの新時代を想造すること。

そして今、
これまで以上に大きな挑戦も始まろうとしている。

このロープの先には、
まだ誰も見ぬ、もっと素晴らしい未来がある。
それを自分たちの手で作っていく。

このワクワクは最初から何も変わらないままだ。

 

 

最後に、
ここまでを振り返れば、いろんなことがあり、常に挑戦の連続だった。
数々の困難を乗り越えて来れたのは、
現場の最前線に、いつもあきらめずに戦い抜いた職人たちがいたからです。

そしてその時に力を貸してくれた全国の仲間たちがいたからです。

全ての仲間たちに心から感謝しています。
そしてこの絆を胸に、私たちはこれからも、このロープの道を進み続けます。
夢と誇りと共に。

ONE ROPE & STAY SAFE

株式会社4U
代表取締役 上田雅人

 

日本一のロープアクセス工事会社を目指しコツコツ挑戦中

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