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ロープアクセス専門|無足場の高所作業は株式会社4Uにおまかせ!
全国出張可能
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みなさんこんにちは、株式会社4uの鈴木です。

今回岩手県一関市で行われる日本空糸株式会社さんが主催する公開レスキュー訓練に要救助者役、ボランティアとして参加させていただきました。

会場は2008年に発生した岩手・宮城内陸地震で引き起こされた地滑りによって倒壊した祭畤大橋です。写真では見たことはあったものの、実際に見るとその非現実的な橋の風景、自然災害の脅威に圧倒されました。

綺麗で幻想的な景色、風景の中に複雑に考えさせられるものがありました。

 

今回私は要救助者として倒壊した祭畤大橋の橋脚元で意識不明となり、その状態で消防の方達に橋上まで引き上げてもらうレスキューに参加しました。

多くの消防チームがある中で、どのチームも迅速かつ安全にリギングを行い要救助者にアクセスし、要救助者を引き上げるアンカーに関しては3点で分散し、より一層要救助者を安全に引き上げるシステムを組んでいました。

引き上げる際はクラッチを二つ使用し、4倍力システムを構築して二人で引き上げを行っていました。

要救助者にアクセスした方達に関しては迅速に要救助者の状態、状況を把握し、チーム全体と上手く連携を取り、素早く引き上げ作業に移行していました。

引き上げている最中も消防の方が終始「大丈夫だよ!」、「絶対助けるからね!」等と声をかけてくれていたのが非常に印象的で、安心したのを覚えています。

エッジ部分を超える際も要救助者になるべく負担がかからないようにお互いに声を掛け合い引き上げる姿にも素晴らしいチームワーク、日頃の努力を感じることができました。

 

 

今回このような貴重な体験をさせていただいた中で、自分が強く感じたことが二つほどあります。

一つ目は、消防の方達のレスキューに対する熱意です。いくら訓練と言えど全力で汗だくになりながら要救助者の元に駆けつける姿には驚きを隠せませんでした。それだけでなく要救助者の元に辿り着いた後の対応や状況判断は生半可の知識、努力だけでは身につかないものだと感じます。日頃から多くの知識を身につけ、努力しているのだと強く感じました。

二つ目に日本のロープアクセスの認知の低さです。消防士の方に話を聞くとレスキューに使う道具はほとんど自費でお金を出して買っているそうです。

それだけではなく消防の方達がロープアクセスの練習をしたくても、中々そのような専門的な施設がないと仰っていました。

それはまだ消防関係全体だけでなく、日本という国自体がロープアクセスの可能性や安全性などを深く認知していない為だと思います。

建築の世界でもよく本当に安全なのか、施工箇所まで本当にアクセスできるのか問われることがあります。

国だけはなく、世の中全体がもっとロープアクセスを深く認知すれば建築だけでなく、レスキューの現場でも可能性は大きく広がると思います。

 

最後にこのような大きなレスキュー訓練に参加させて頂いたのは本当に貴重な体験でした。私は建築という別の世界で仕事をしている身ですが、レスキューをするということに関しては、いつ何時に現場で事故があってもおかしくありません。その為消防の方と同じく私達も技術、知識を磨いていかなければいけません。私も常日頃からロープアクセスに真摯に向き合い成長していければと思います。

それではみなさん、ご安全に!

 

日本一のロープアクセス工事会社を目指しコツコツ挑戦中

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