足場を組まずに工事・調査や、特別教育を行うロープアクセス専門会社の株式会社4Uです。
ロープアクセスによる避雷針塗装(HTクライミング工法)のご紹介です。
足場を組まずに行うため低コスト短工期を実現した独自技術の工法です。
通常でしたら足場を建てて塗装工事をすれば良いのですが、屋上設備の配管が入り組んでいるために塗装をするための足場を組み立てる作業が困難だったり、また、その足場材を屋上へ運び出すのも苦労する場面があるかと思います。そんな状況でも、ロープアクセスでは対応可能です。
避雷針に足場を架けると、足場材料の運搬が大変だったり、控えの取れない危険な足場になったり、費用が掛かりすぎたり、いろいろと問題があります。
それを解決する弊社の(HTクライミング工法)は多くのお客様に喜ばれています。
避雷針を塗装する意味ってある?
主に錆止めと美観の目的で塗装を行います。
ビルの屋上は、常に風雨や日光に曝され過酷な環境にあります。防水の性能が劣化してしまうと、雨漏りの原因となることもあります。
そんなビルの屋上の中でも更に一番高い場所にあるのが避雷針です。
そんな場所にある避雷針のメンテナンスを行わずに放置すると、錆が発生して避雷針自体が折れてしまい、地上まで落下してしまう可能性があります。
もしそうなれば、重大事故につながる危険性があるため、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
そもそもロープアクセスって何?
ロープアクセス(無足場工法)とはその名の通り、仮設足場を設置せずに屋上から特殊な産業ロープを用いて作業員が特定の場所に行く(アクセスする)技術のことです。
ロープアクセスが最初に用いられるようになったのは海外で、40年前ほど前のことです。
日本に導入されるようになったのは、ほんの20年ほど前のことで、これまでどうしても安全性が疑問視され、あまり大きな現場では使われてきませんでした。
しかし近年では専門の工具の普及、業者の安全性に対する努力もあってそうした認識も変わりつつあり、ロープアクセスの安全性、信頼性が認められるようになってきました。
最近ではロープアクセスが、スーパーゼネコン、公共工事でも許可されるようになってきているなど、状況は大きく変わってきています。
ロープアクセスについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
避雷針塗装では、ツリークライミングの技術を応用した工法にて避雷針の塗装をさせていただきます。
ロープアクセスによる避雷針塗装のメリット3つ
メリット1:1日で準備・施工・撤収ができる
足場を組む必要がないため、午前中から初めて2〜3時では完了します。
足場の場合、搬入や仮設と解体にどうしても時間が必要になりますが、ロープアクセスでは少量の荷物を屋上に上げて、ハーネスを装着したら準備完了です。
後はツリークライミングを応用して避雷針を登り施工するだけになります。
この速さはロープアクセスにしか実現できないと思います。
メリット2:低コストで施工できる
メリット3:住人やテナントの邪魔にならない
資材の運搬量が足場と比べて少ないため、搬入時に居住者の方やテナントの邪魔にならないというメリットがあります。
具体的には、ロープ、ハーネス、塗料、養生だけの搬入で施工することができ、足場と比べると圧倒的に資材の量が少なく済みます。
どうやって避雷針を登るの?
避雷針にベルトスリングをずれないように2つ巻きつけて、ぶら下がります。
その状態から1つのスリングに体重を預け、もう一方のスリングから体重を抜き、上に移動させます。
あとはこの動作を繰り返し、上に移動していきます。
先端部分までは濡れない場合もありますが、先端以外は綺麗に塗装することが可能です。
最後に
避雷針は大規模改修でも塗らないことが多く、足場を組むとなると準備が大変ですが、サビが発生しやすく、鉄部を侵食していくのでメンテナンスが必要です。
亜鉛メッキ塗料は錆びに強く、素地が鉄なら付着性も高いです。
ただし、避雷針の先端部(受電部)の金メッキ部、クロームメッキ部は塗装してしまうと性能が落ちてしまうため塗装はお勧めしません。
お手軽に避雷針の塗装をしたい方にロープアクセスは適しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!