ロープアクセス高所作業専門（ブランコ・無足場工法）の株式会社４Ｕです。
マンションで、エアコンの室外機はどのように設置すればよいでしょうか。マンションでは適切な場所に室外機を置く必要があり、規則を守らないと消防法違反になってしまう恐れがあります。ここでは、マンションでエアコンの室外機の設置場所や設置方法、工事費用、室外機の設置が難しい場合の対処方法をご紹介します。
室外機を置くべき場所の5つの条件とは？
・水平に取り付けられる
エアコンの室外機は、水平な場所でなければなりません。室外機が傾いた場所に設置されると、振動や騒音を引き起こし、室内へ増大して伝わってしまいます。どうしても、傾斜のある場所に設置せざるをえない場合は、専用の架台を用いて、水平な環境を整える必要があります。
・室外機の周りに通気スペースがある
室外機の周辺にある通気スペースは、冷房を運転させるときに熱を効率的に外へ捨てる役割を果たします。なぜなら、熱い空気がこもってしまうことで起こる電力効率の悪化をさけるためには、空気を循環させるために通気スペースが必要となるからです。特に、前後、左右、上下の3方向の通風路が必要となります。
・直射日光が当たらない
エアコンの消費電力量を減らすためにも、日光の当たらない場所に設置することは重要です。日向の地温は日陰よりも20℃も高いため、太陽熱で室外機本体が温まってしまうと、消費する電力量が増加してしまいます。
そのためにも、室外機は日陰に設置しましょう。ただし、直射日光が当たる場所でも、室外機の通気性は十分確保しつつ、カバーを付けることで、日除けの効果を期待できます。
・室内機と室外機の距離が近い
夏場に冷房を使用するときは冷気を送り込むため、室外機から室内機までの配管を長くしないようにしましょう。配管が長いと、室外機で作った冷気が途中で温まってしまうため、部屋に届く空気の温度が上がってしまい、部屋の中を冷やすために必要な電力量が増えてしまいます。
・雨が当たる
室外機の設置では「雨ざらしは避けた方が良い」という意見もありますが、実際は、室外機は雨に強い構造なので心配する必要はありません。むしろ雨にあたることでほこりや汚れが洗い流せるため、室外機は雨ざらしにした方がかえって寿命が延びやすいです。
マンションにおける室外機の4つの置き方
ここではマンションでの室外機の置き方を解説します。
・ベランダに置く
室外機はベランダに置くのが一般的です。ベランダなら先ほど紹介した5つの条件を満たしやすいので、室内機を設置した壁の真裏のベランダに設置しておくのが理想的でしょう。
・天吊りで設置する
ベランダが狭く室外機を置けない場合は、天吊りで設置することが可能です。天吊りとは、ベランダの天井に室外機を設置する方法で、ベランダのスペースを広く使えるというメリットがあります。ただし天吊り用のボルトが取り付けられているマンション以外では、天吊りで設置することはできません。
・廊下に直置きする
消防法の規定する避難経路確保の観点からマンションの共有部分や共用廊下に私物を置くことは禁止されていますが、共用廊下に室外機を設置する事は可能です。室外機の共用廊下の設置には、管理組合などの許可や避難経路の十分な確保が必要となります。
・壁掛けで設置する
建物の外壁に専用の架台を取り付けて、室外機を載せて設置する方法です。壁掛けの取り付けは脚立で行われるため、地面から2〜3メートルの位置でなければなりません。バルコニーやベランダがない部屋でも室外機を設置できるといったメリットがあります。
マンションでベランダ・廊下に室外機を置けないときは？
仮にベランダがなく、廊下にも室外機を置けない場合は、壁掛けで室外機を設置するしかありません。屋上が近ければ、室外機を追う苦情に設置して冷媒管を室内へ通すこともできますが、マンションで個人の室外機を置くことはないので壁掛けが現実的です。
ただし壁掛けを依頼する業者が、エアコンや室外機の設置に関する知識をきちんと持っているかどうかは見極めが必要です。
まとめ 【壁掛けでお得に室外機を設置するなら4U】
この記事では、マンションでエアコンの室外機の設置場所の条件や設置方法、ベランダや廊下に室外機を設置できないときの対処法、工事費用まで解説しました。ベランダに室外機を置けない場合は、ぜひ壁掛けでの設置を検討してみてください。
私たち4Uも室外機の壁掛け工事を行っており、足場が不要なロープアクセスを使っているので、お得に室外機の壁掛け工事を行うことが可能です。また、現場に行く職人はエアコンや室外機に精通しておりますので、安心してお任せください。
マンションの室外機設置でお困りの方は、ぜひご気軽にご相談ください。
