ロープアクセスによるプラントでのタンク塗装工事の事例です。
今期で3期目となるこちらのタンク塗装ですが、鋼板でできているタンク外装は、旧塗膜の経年における劣化に加えサビの進行も激しいです。まずはこのサビと、周辺の鋼管やダクトの隙間から漏れ出ている付着したセメントを取り除く作業が必要になります。
巨大なタンクですので、そのケレンゴミも大量となる為飛散防止メッシュシートにて外部を覆います。こちらの仮設もロープアクセスにて施工しました。
シートの養生と、ケレンまで済んでしまえば、あとは重防食用塗料を塗るだけなのですが、通常よく見られるロープブランコ工法のような
「上から下に降りながら施工をする」
ことが難しい箇所があります。
今回は、タンク天蓋部分にある縞鋼板でできたステージに2m間隔で穴を開け、そこからロープを垂らして、ロープからロープへ乗り移っていく手法(Rope to Rope Transfer)を用いて施工しました。要するに”横移動”です。この手法が取れない場合でも、数ある技術を駆使してアクセスする方法を探る・・・
これがロープアクセス技術の醍醐味かと考えます。
所在地 | 山口県 |
物件概要 | セメントサイロ |
工事内容 | 塗装 |
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